オレンジフェリー おれんじ8 

新居浜→東予→大阪南港



早朝大阪南港に着いたおれんじ8。ほとんど見えないが、黄色矢印のところに「さんふらわああいぼり/こばると」が近づいてきた。

 愛媛県の東部、新居浜・東予と大阪・神戸を結ぶのが四国開発フェリー、通称オレンジフェリー。観光地の松山と違って、工業地帯の東予・新居浜とを結ぶの で旅客は少ないかと思いきや、なかなか多くの人に利用され、しかも船の設備も豪華である。全長156m、9975トンと、大阪南港FTに入る船では最大 級。
 四国側の港では無料送迎バスもあるが、それに気付かずにJR予讃線の多喜浜駅という小さな無人駅から小走りで新居浜港に向かった。20分ほどで到着した ものの、まだ船が入港していない。大阪→新居浜→東予→大阪と循環する航路なので、20時10分到着でわずか30分で出港していく。
 車両甲板の入り口からエスカレーターで客室に上がると、3層の吹き抜けのあるエントラスホールに着く。
 明日は早朝着なので、すばやくサウナつきの豪華な風呂に入って、レストランで食事をして、2等の雑魚寝の部屋で寝る。途中で東予港に寄港し、多くの乗客 が乗船してきた。
 なお、朝は5時50分到着で、8時まで船内休憩ができる。オレンジフェリーのホームページでは、「朝食バイキング(850円?)をご利用ください」と書 いているが、実際は利用しなくても8時まで寝ていられる。
 
【メリット】
 大阪〜新居浜・東予に高速バスはないようである(少し古いJR時刻表に載っていない)。鉄道ならば3時間半ほどで新居浜に着くが、乗り換えがあって 9000円ほどかかるので、2等4500円のこのフェリーがおすすめだ。なお、昼に出て夜に着く便もあり、大阪〜新居浜7時間以上だが、快適な船内で瀬戸 内海の景色を見ながらの旅は素晴しいと思う。
 車で行くにしても、橋の高い料金と原油高を考えたら、フェリーを使ってもさほど料金は変わらない(1人の場合)。
 なお、東予から松山まで連絡バスがあり、これに乗り換えると大阪〜松山が4800円で移動できる。関西汽船より安く、船の豪華さを考えると関西汽船より こちらがおすすめだ。どのみち関西汽船の松山港から松山中心部まではだいぶ離れているのだから。
 なお、東予〜新居浜も410円で利用できる。風呂に入るだけで充分元が取れる。

【設備】
 さほど長距離でもないのにエントラスの豪華さに驚かされる。
 1層目のレストランはカフェテリア方式で、定食も販売。味はなかなか良かった。喫煙席と禁煙席が分離されていて、内装も落ち着いた雰囲気だ。しかも和室 まである。売店はショップ式で、品揃えは関西汽船には負けるがまずまず。大阪・京都や愛媛の土産も売っている。カラオケルームまである。
 2層目には浴室とテレビ席がある。浴室はなんと乾式サウナ・水風呂・気泡風呂・超音波風呂があり、銭湯並みの設備だった。浴槽は石風の豪華なつくりで、 お湯のきれいさもフェリー離れしている。
 テレビ席は2つに分離され、2種類のチャンネルを楽しめる。
 客室は特別室から2等まである。私は一番安い雑魚寝の2等を使ったのだが、布団と毛布がセットされており、占有面積が異常に狭いことを除くと快適だっ た。
 3層目は展望席。ピアノが自動演奏されているガラス張りの落ち着いた雰囲気の半円形の部屋で、テーブルと椅子がセットされている。


サウナ付きの浴室

【港】
 大阪南港FTはニュートラムのフェリーターミナル駅から徒歩3分で極めて便利。東予港は松山から有料バス、今治・新居浜・壬生川駅から無料バスがあると いう素晴しいサービス。
 新居浜港は新居浜駅からタクシーで10分、多喜浜駅から5分らしいが、多喜浜は無人駅でタクシーは停まっていなかった。私は多喜浜から小走りで20分で 着いた。普通に歩けば40分くらいだろうか。

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