奈良県五條市銭湯めぐり
銭湯ファンの方のサイトによると奈良の五條に名銭湯があるとのことで、五條まで銭湯めぐりに行ってきた。五條は直線距離では大阪から関西空港までの距離
と同じくらいなのだが、交通の便が不便なため体感的には和歌山よりさらに遠いという感じがする。
大阪からは電車では乗り換えが必要になる。南海高野線で橋本まで行ってJR和歌山線に乗り換えるのが便利。
2年ほど前に拾った時刻表を参考にして、16時15分に天下茶屋駅を出る特急に乗るつもりだったが、いつの間にかダイヤが変わっていたので予定より40
分遅れで五條に到着した。しかし明るいうちに着けたのは良かった。
栄湯
奈良県五條市須恵3-2-20 定休日不詳

まず手始めに「栄湯」に入浴。表は普通の木造だが、裏から見れば凝った造りのドーム型になっているのがわかる。番台に誰もいなかったので、お金を置いて
入浴し、帰ろうとする時に番台のおばちゃんが
「ごめんねー、留守にしとってん」
と言いながら帰って来られた。治安がいいからこそ番台を空けられるのだろう。
おばちゃんによると、栄湯は築80年くらいで、浴室は40年ほど前に改装したものの、脱衣場や欅のロッカーは80年前のままだそうだ。
古い銭湯が好きで「大黒湯」にも行く旨を話すと、おばちゃんは
「大黒湯は木の風呂やねん。今日は薬風呂の日ちゃうか?」
とおっしゃる。そして期待を膨らませて大黒湯へ向かう。
大黒湯
奈良県五條市須恵1-11-15 4日に1回休み

大黒湯は五条駅からすぐ近くのレンガの煙突が目立つ銭湯。もの凄く古い下駄箱に靴を入れて番台で金を払って入浴する。番台のおばちゃんと常連客が、笑点
の司会について立川談志だとか三波伸介だとか雑談をしている。三波伸介さんが急逝して早24年だ。
浴室に入ってまたまた感動した。さっき入った栄湯のおばちゃんの言うとおり木の浴槽だ。付加価値として檜風呂を作る銭湯はあっても、主浴槽が昔から木の
ままというのは本当に珍しい。しかも薬風呂だ。大黒湯の方にはうかがっていないが、栄湯の方の話ぶりからは毎日薬風呂をするわけではない感じだ。
大黒湯は4日に1回休みなので要注意。2006年5月の場合、 3+4x の日(xは整数)が休みになる。

五條は交通の便が悪いだけに、昔ながらの風景が残っているのだろう。なかなかレトロ銭湯ファンには魅力的な町だ。
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