伊勢 年末銭湯めぐり

 平成16年12月30日、年末の伊勢の銭湯めぐりに行きました。伊勢市は地方都市なのに銭湯がとても充実しているのが魅力的です。神宮がある伊勢は初詣 では賑わうのですが、年末ならひっそりしているだろう、と思っていましたが、なかなか観光客も多かったです。
 まず、近鉄の株主優待券(1500円でどこまでも乗れる)を買って、自転車で上本町駅に向かいます。

 特急でなら1時間40分でいけるのですが、料金がいるので2時間15分かかる急行で行きます。途中、榛原のあたりでは雪が残っていました。
 そして宇治山田駅に到着し、レンタサイクルを借りようと思いましたが、なんと休みでした。レンタカー店は開いていたのですが、一番安い車種でも4700 円程度するのでやめておきました。隣の伊勢市駅まで歩いて(徒歩5分)、伊勢市駅前でレンタサイクルを借ります。(2時間410円、3時間620円)。


ますは外宮に参拝。鳥居のところから、すごく長い行列ができていました。新興宗教の「世界中に愛をワールドメイト」の人たちの参拝の列のようです。外宮は 伊勢の市街地に近いので、伊勢市民はよくお参りするのですが、観光客は内宮ばかり行って、外宮にはなかなか来ない、とは後に紹介する食堂のおばちゃんのお 話です。まず外宮、そしてその後に内宮に行くのが正しいお参り方法らしいです。

伊勢市駅にほど近い勇湯(本町9-12)です。立派な建物ですが廃業されたようです。

勇湯から西に少し行くと伊勢湯(宮町1-18-6)があります。こじんまりした感じの銭湯です。

伊勢湯の近くには常盤湯(常盤2-9-21)もあります。バス通りに面した、比較的近代的な 銭湯です。ここは浴槽の数も入浴客多く、賑わっています。

宮町駅の近くにはコトブキゆーゆー1010(曽祢2-10-12)があります。近代的なビル銭湯で、露天ヨード風呂などさまざまな設備があるようです。

中心部に戻り、わくわくおんせんいづつ(曽祢1-10-11)を撮影します。建物は古いようですが、改装してさまざまな設備を導入しています。伊勢の銭湯 のレベルの高さがわかります。

辰巳温泉(大世古2-8-4)です。銭湯に「温泉」と名付けるのはこのあたりではあまりありません。古い木造校舎を連想させる建物で、浴室には極めて珍し い電照式の広告があります。昭和30年頃の雰囲気を今に伝える、いい銭湯です。

踏み切りを北に渡ると鉄湯(宮後2-3-18)があります。ここも昔ながらの銭湯ですが、残念ながら休業中です。煙突がなくなっていたのが気がかりです が、復活を期待したいものです。

霊泉湯(河崎1-7-39)です。河崎は昔ながらの街並みが残るところですが、このあた りは閑静な住宅街です。ネオンが印象的です。


勢田川沿いにある旭湯(神久1-1-16)です。二見ヶ浦の海水を用いた露天風呂が名物になっている、プチスーパー銭湯です。サウナも高温とスチーム両方 あります、浴槽の外側の縁に段差がある、大阪タイプの浴槽なのがこのあたりでは珍しいです。

勢田川を上流に行くと、近鉄の高架の近くに錦水湯(岩渕3-6-39)があります。新しい建物で、スチームサウナなどの各種設備を整えています。地元のお ばあさんが「ここの風呂はいいわ」と話しながら入っていきました。銭湯ファンにはうれしい光景です。

少し離れた伊勢神宮内宮まで自転車を飛ばしていきました。写真は宇治橋です。神宮の前には江戸時代の街並みを再現したおかげ横丁という商店街があり、多く の観光客で賑わっていました。宇治橋を渡ったところに、かがり火の丸太がありました。大晦日には高々と火が燃えるのでしょう。この火で餅を焼いて食べると 健康になるという言い伝えがあり、昔は長い棒に餅を刺して焼いて食べてたようです。でも丸焦げになるので「癌の原因になるわ!」と、後に紹介する食堂のお ばちゃんがおっしゃっていました。正宮まではかなり遠く、健脚向けの神社です。ここも年末なのに人が多かったです。またもや「世界中に愛をワールドメイ ト」の人々と遭遇。
そのままぶっ飛ばし伊勢市駅に戻り、なんとか2時間以内にレンタサイクルを返すことができました。

腹が減ったので、きた屋食堂(河崎1-4-28)で夕食をとります。名物の伊勢うどん定食を頼みました。伊勢うどんにご飯、味噌汁、かき揚風てんぷら、漬 物がついて650円はお値打ちです。食堂のおばちゃんに「大阪から来た」というと、よくしゃべる方でいろいろ話しかけてくれました。伊勢うどんはおいしい のに、大阪の人は濃いしょう油がいやで食べない人もいるらしいです。だから、伊勢うどんを出す前にお客さんに伊勢うどんの説明をするとのことです。

最後に霊泉湯に入りました。ネオンが美しいです。こじんまりした銭湯ですが、フロント式に改装されています。地下水を用いているとのことで、「霊泉湯」の 屋号もそこからきているのでしょうか。なお、三重県の銭湯は300円で入れ、大変お値打ちです。
そして、行きと同じく急行で帰りました。これで総旅行費4400円(交通費3000円、貸し自転車2時間420円、夕食代650円、入浴300円)です。

伊勢市の銭湯は人口の割りに数も多く、近代的な銭湯からレトロ銭湯までいろいろあり、銭湯ファンにはうれしい街です。

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