志よ乃温泉

香川県東かがわ市三本松779



 調べてみると、高松と徳島の中間の三本松という港町に3軒も銭湯があることがわかり、そこまで出かけることにした。
 神戸〜高松のジャンボフェリーと、高松〜大阪難波の高速バス「フットバス」の券がセットになった3990円の切符を買って、まずは神戸からフェリーで高 松へ向かう。
 出航早々、船内のうどんコーナーでうどんを食べ、その後は熟睡しているうちに高松港に到着。無料送迎バスで高松駅に行き、JR高松駅から特急「うずし お」で三本松まで行った。
 三本松はいかにも漁港がある感じの街で、銭湯3軒のほかに、商店街に看板だけ残っている銭湯の痕跡もあった。港町には銭湯は多いものだ。
 「大井湯」「清水湯」「志よ乃温泉」の3軒の銭湯があり、そのうちレトロな雰囲気の「大井湯」は休みのようで、「清水湯」はまるで廃湯のような雰囲気で 開く気配がなかった。
 そこで営業している「志よ乃温泉」に行った。ここはあまりレトロな雰囲気でなく、興味があまり沸かなかったのだが、入ってみると大満足だ。脱衣場も浴室 も昭和20年代の雰囲気で、設備面でもサウナまで設置している。
 しかし番台に人はいない。仕方なく、サウナ代(100円)と合わせて450円(本当は430円だけど小銭がない)を番台に放置して入浴した。
 古い細かいタイルの浴室には、気泡付きの主浴槽と「ぬるま湯」と書かれた薬風呂がある。しかし、明らかに「ぬるま湯」の方が熱いのはなぜ?
 それに加えて、浴室入口に家庭用の小さい設置式浴槽に水が張られている。もしかして水風呂か?と思ったが、入っていいのかわからずに浴びるだけにしてい たら、常連のおじさんが「中に入ったらいいだろ」と言うので、水風呂として使わせてもらった。水は透明でない地下水のようで、冷えていて気持ちいい。
 結局最後まで番台は無人のままで、その間も常連の人がどんどん入浴に来ていた。
 そして高松まで戻って、難波までバスで帰ってきたのだった。

 


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