オーシャン東九フェリー おーしゃんさうす
北九州→徳島→東京


 
徳島港にて。フェリーに積み込むトレーラーが坂道で転がってきたので、左に入ってしまった。

 
 大阪から東京までフェリーで行ってみようと思い、朝6時に難波を出る南海電車に乗って、南海フェリー、徳島市バス2本を乗り継いで、オーシャ ン東九フェ リー徳島港まで来た。9時20分頃、南海フェリーの徳島港から入港する「おーしゃんさうす」を見たが、南海フェリーからオーシャン東九フェリーまでは直線 距離は近いけど、間に海があるので徒歩での移動は困難である。時間もあるし、タクシー代ももったいないので、バス2本を乗り継いで、オーシャン東九F徳島 港に行ったのだった。
 今回乗るのは「カジュアルフェリー」で、全て2等寝台。徳島から東京までは10850円である。レストランはないが、冷凍食品やレトルト食品、カップめ んが4点もれなくついてくるので、結構お得な感じ。
 徳島港を11時に、汽笛を大きく鳴らして出港すると、後方を接岸したまま回頭(方向転換)し始めた。対岸スレスレまで迫りながら、時計回りに轟音を立て て回頭し、そのまま太平洋へと出て行った。
 レトルトの昼食を食べて昼寝をしたり、風呂に入ったり、テレビで相撲を見たりしているうちに夜になった。漆黒の海に光を注ぐ満月が美しい。
 朝は5時40分(平日は5時)に東京に入港するが、6時20分まで船内で休憩できるサービスがうれしい。

【設備】
 オーシャンプラザは食事コーナー。映りの結構いいテレビもある。自動販売機や給水・給湯の設備が整っている。自販機は冷凍のそば・うどん・たこ焼き・た い焼き・から揚げ・チャーハン・寿司(これのみ2点分のカードが必要)、レトルトのカレー、カップラーメン「ラ王」など。冷凍そばはボリュームが少なく、 ラ王は湯の温度が低いのであまりおいしく感じなかった。でも冷凍のチャーハンはうまい。食事には不満も大きいが、無料で食べられるのはありがたい。カード の点数が残ったので、たい焼きを持って降りる客も目立った。
 案内所に売店が併設されているが、「クルーズフェリー飛龍」並みの品揃えの乏しさだった。売店に関しては関西汽船のレベルが高い。
 風呂は展望風呂だが、超音波ジェットやサウナの設備はなしで、洗い場は5人分しかなく狭い。上のデッキにはスカイルームとオーシャンホールもあるが、そ れぞれカーペットルームと椅子の置いたロビーのようなもの。他にゲームコーナーもあり。
 この船で一番よかったのは、広々としたデッキである。先頭部にも回りこめるので、昼夜問わず前方の景色が完全に見える。
 

【メリット】
 東京から徳島までは、スタンダードフェリーの2等なら夜行バスよりはるかに安く、カジュアルフェリーの2等寝台なら夜行バスより微妙に高いくらい。所要 時間はバスの9時間20分に対し、フェリーは18時間と所要時間は倍だが、快適性や楽しさではフェリーが数十倍上である。
 東京徳島間でおそらく最もシェアが高いであろう航空機は、スカイマークの前割りで15400円〜17400円程度。所要時間などを考えると、これがもっ とも便利であるだろう。
 なお、大阪から南海電車と南海フェリーと徳島市バスとオーシャン東九フェリーを乗り継いで東京にいっても、新幹線とほぼ同じ値段である(しかもカジュア ルは食事つき、スタンダードの2等なら新幹線より安い)。フェリー大好きな暇人にはおすすめしたい。

【港】
 新門司港は阪九フェリーとは近いが名門大洋フェリーとは離れているらしい。他社は無料で小倉駅へ送迎してくれるが、オーシャン東九は有料。
 徳島港は南海フェリーの対岸で、南海フェリーとの乗り継ぎはタクシーかバス(徳島駅乗り換え)になる。そんなことするのはマニアだけだが。徳島駅からは 200円。オーシャンフェリー行きのバスの本数は少ない。タラップがやたらと高い位置にあり、そこまで階段で登らないといけない。
 東京フェリーターミナルは国際空港と見間違う立派な造りだが、旅客フェリーはオーシャン東九以外撤退したので寂しい。りんかい線の国際展示場駅まで送迎 のワゴン車が出るが、船内で要予約。200円。

戻る