円形脱毛症
限局性に脱毛する病気の中で最も頻度の高いのが円形脱毛症です。しかし、この
円形脱毛症にもいろいろな病型があって、必ずしも限局性に脱毛するとは限りませ
ん。いろいろの症状を合併していることもあり、原因、処置などを憶えておく必要が
あります。
症状
あるヒフ科の教科書には次のように書かれています。{特に先行する病気もなく、突然
円形ないし楕円形の脱毛巣を生ずる。頭毛に生づることが多いが、その他、眉毛、あご
ひげ、陰毛、さらに生毛部にも生じ得る。単発ないし多発し、爪甲大より手掌大まで大きさ
は種々、多発融合して全脱毛に及ぶものを悪性円形脱毛症という。まれにあるヒフ科の
教科書には次のように書かれています。{特に先行する病気もなく、突然円形ないし楕
円形の脱毛巣を生ずる。頭毛に生づることが多いが、その他、眉毛、あごひげ、陰毛、さ
らに生毛部にも生じ得る。単発ないし多発し、爪甲大より手掌大まで大きさは種々、多
発融合して全脱毛に及ぶものを悪性円形脱毛症という。発赤の先行することもある}
と書かれています。
しかし、円形脱毛症に伴う他の症状もいくつかあることをわすれてはなりません。
小児では約75%にアトピー性ヒフ炎を合併しており、成人でも20%くらいにはみられてい
ます。少数ですが、自己免疫疾患といわれる尋常性白斑を合併している人もいます。
また、希には溶血性貧血といった面倒な疾患をもっている人もいます。
爪の変化も見逃せない症状の1つです。爪には点々と針でつついたようなくぼみが現れ
ることがあります。横のしわがふえることもあります。貧血が激しいときには(スプーンネ
イル)を示すこともあります。
また、神経質な人が多く、乗り物酔いをしやすい、頭が重い、肩こりがある、手足が冷え
やすい、下痢をしやすいなど自律神経緊張を思わせる症状もあります。
社団法人 日本毛髪科学協会 (ヘアサイエンス)より抜粋いたしました。
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治療
円形脱毛症の治療にはビタミンE、塩化カルプロニウムなどの血管拡張剤を配合した
育毛剤などの外用がしばしば用いられますが、単発型以外の重症の円形脱毛症に
は育毛剤だけではほとんど効果がみとめられません。
そのため近年はドライアイスなどによる冷凍療法やソラレンという光線過敏を起こさせる
薬を外用して紫外線をあてるPUBA療法などが重症例に用いられるようになってきまし
た。また、理美容所で用いられるスチーマーをりようした温熱療法も効果をあげているよ
うです。温熱療法は毛根周囲の血液循環が悪くなったのを回復させようという目的で行
われているものと考えられます。
多発性円形脱毛症の毛根です。