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"O gaiteiro anónimo" ことワタクシメの独断と偏見によりお届けするMP3クリップ集です。
タイトルどおり日替わりというワケにはゆきませんが、不定期更新でお楽しみいただければ幸いです。
なお、コピーライトの関係上、ほんのサワリだけでご勘弁を(汗;

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*15 de xaneriro ~ 23 de febreiro を過去ログに移動しました。ページ下のArchivoからご覧ください。

20 de marzo de 2006:
 Luar na Lubre - "Domingo Ferreiro"
♪escoitar
 ---- (en "Saudade" / Warner, 2005) ----
Bos aires ten unha gaita
sobre do Río da Prata
que a toca o vento do norde
coa sía gris boca mollada...
(Federico García Lorca)
ボス・アイレス(ブエノス・アイレス)には
ア・プラタ(ラ・プラタ)の川面にガイタがある
北風が奏でるガイタ
湿った灰色の口が吹き鳴らす...
(フェデリコ・ガルシア・ロルカ)
ガリシアの地をこよなく愛したかのロルカが詠ったように、移民となった多くのガイテイロたちは自らの音楽をたずさえてガリシアを後にした。「テキサスのガイテイロ(gaiteiro de Texas)」との異名をとるドミンゴ・フェレイロ(Domingo Ferreiro)もアメリカ大陸をめざしたそのようなガイテイロのひとりであったが、スペイン市民戦争という祖国の危機に立ち上がり、戦いのなかで殉死することになる。ブエノス・アイレスの詩人ラウル・ゴンザレス・トゥニョン(Raúl González Tuñón)によるドミンゴ・フェレイロへのオマージュを、ルアル・ナ・ルブレ(Luar na Lubre)の新譜から。
Toca a gaita, Domingo Ferreiro
Toca a gaita... "non quero, non quero!"
Porque están cheas de sangue as rías
Porque non quero, non quero...
ガイタを吹いて、ドミンゴ・フェレイロ
ガイタを吹いて...「嫌だ、嫌だ!」
リアスが血に染まっているというのに
だからガイタを吹きたくないんだ...
このテイクではメキシコからミシュテコ(mixteco)のディアスポラ歌手リラ・ダウンズ(Lila Downs)が参加しており、ルアルのボカリスタ、サラ・ビダル(Sara Vidal)との迫力のある掛け合いが繰り広げられる。このあたりの企画力はさすがにルアルならでは。

15 de marzo de 2006:
 Luar na Lubre - "Pandeirada do Che"
♪escoitar
 ---- (en "Saudade" / Warner, 2005) ----
昨年10月にリリースされたルアル・ナ・ルブレ(Luar na Lubre)の新譜「サウダーデ(Saudade)」のコンセプトは、
Os galegos gañaron a súa batalla pola identidade, case perdida na Galiza, na emigración e no exilio americano. Descubriron neste continente a súa identidade prohibida, negada, e paradoxas da vida, aqueles que a prohibían, que a negaban, perderon a súa ao chegaren a América, onde todos, pasaron a ser chamados "gallegos"....(Xurxo Martínez Crespoによるライナーノーツより)
というわけで、大まかに言えば、かつてイベリア半島では表明することを禁じられていたガリシア人としてのアイデンティティや尊厳を、アメリカ大陸において構築し発信し来たった数多のガリシア人移民や亡命者に対するオマージュ、といったところか。チェ・ゲバラ(Ernesto "Che" Guevarra)に捧げられたこのパンデイラダ(pandeirada)は、ガリシア語による初のLPレコードとなる1969年のベネズエラでのセッションに参加したシュリオ・フォルモソ(Xulio Formoso)とファルーコ・セスト(Farruco Sesto)の手になる作品。
Dende o profundo da serra
Polo ar un vento ven
Un vento dun pensamento
Que leva o teu nome Che...
深い山の中から
一陣の風が吹きわたる
それは、チェ、きみの名がついた
思想をはらんだひと吹きなんだ...
ちなみにシュリオの父フリオ・フォルモソ(Julio Formoso)はイベリア革命委員会(DRIL)のメンバーでもあったジャーナリストで、いっぽうファルーコはガレギスタ党(O Partido Galeguista)の創設者であるショセ・セスト(Xosé Sesto)の息子である。なお、このテイクには途中にファルーコ本人による朗読が入っているが、残念ながらここでは編集上割愛せざるをえなかった。残念。

10 de marzo de 2006:
 Rao Trío - "Libertango"
♪escoitar
 ---- (en "Sin título" / Efímeras, 2004) ----
ちょうど1年前のサンティアゴ・デ・コンポステラでのこと。
  -"Olla aquí, 'jazz con zanfona'..."(見て、サンフォナでジャズだって...)
  -"Verdade?... é unha loucura, non?"(うそっ...んな無茶な)
カサ・ダス・クレチャス(Casa das Crechas)のライブが出演者の都合で急遽キャンセルとなり、所在なげにエストレリャを飲みつつ新聞のイベント欄を眺めていた友人が見つけたのがラオ・トリオ(Rao Trío)のライブ。モノは試しとばかり、クレチャスを後にして霧雨の中をセルバンテス広場方面に。カサ・マノロ(Casa Manolo)の角だったか次の角だったかよく覚えていないが、坂を下ったあたりのパブからサンフォナの音色が流れてきた。
  -"Libertango!"(リベルタンゴよ!)
  -"Vale!"(おぉ、ヤッタね!)
これがバリャドリー(Valladrid)出身の若手サンフォニスタ、ヘルマン・ディアス(Germán Díaz)率いるラオ・トリオとのファースト・コンタクト。サンフォナの可能性をジャズの分野で追求するヘルマンのクリエイティビティもさることながら、ピアソラ(Astor Piazzola)の響くコンポステラは忘れ難い一夜となった。

05 de marzo de 2006:
 Pepe Vaamonde - "No Miño"
♪escoitar
 ---- (en "Danza Prima" / Sons Galiza, 1994) ----
緑豊かなガリシアの地を潤すミーニョ川(Río Miño)は、各地でさまざまな表情を見せる。シル川(Río Sil)と合流したのちオウレンセ(Ourense)~トゥイ(Tui)を経て大西洋へと注ぐ下流のたおやかさも魅力的だが、上流のルゴ(Lugo)あたりの楚々とした渓流は神秘的で、何時間眺めていても飽きることがない。前回のイバン・コスタ(Iván Costa)同様、(自分的には)注目のガイテイロ、ペペ・バアモンデ(Pepe Vaamonde)の作品「ミーニョ川にて(No Miño)」は、ルゴのミーニョ川をイメージして作曲されたものであるという。1994年リリースの自身のデビューアルバムから透明感あふれる演奏を。

01 de marzo de 2006:
 Iván Costa - "Jota para Ourense"
♪escoitar
 ---- (en "Mestres da gaita" / Clave, 1997) ----
さきのウルトレイア(Ultreia)に限らず、ガリシアでは精力的に伝承音楽の発掘が進められているが、一方で、その音楽的伝統にもとづいた新たな楽曲も次々と生み出されている。1971年ポンテベドラ(Pontevedra)生まれのイバン・コスタ(Iván Costa)もそのような若い才能のひとり。1997年に作曲されたこの「オウレンセに捧げるホタ(Jota para Ourense)」は比較的新しい曲だが、すでに多くのガイテイロ/ガイテイラによりカバーされており、スタンダード・ナンバーとなりつつある。ここではシンプルなパーカッションをバックにイバン自身による熱演を聞き込んでみたい。伝統とは過去の残滓ではなく、常にビビッドであるべきものだとホブスボウム(Eric Hobsbawm)も指摘していたりするが、現代のガリシア音楽シーンのフトコロの深さもこのあたりに起因するのかも。

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